こんにちは。 ジェイグラブの横川です。
以前にも書いたのですが、私はオーストラリアは越境ECの進出先の一つして良いところと書いていました。理由は
- 季節が逆なので、売りそびれた季節商品は南半球に振り分ければ事実上の通年商品にできる
- Amazonより参入障壁の低いeBayが強い地域である
- コロナ以前から中国人へのヘイトクライムが多かったが、それは裏を返せばそれだけ中国人コミュニティがあるということ(中国人に売りたい人が視野に入れてもいいはず)
などです。そんな主張が正しかったかどうかはわかりませんが、オーストラリアのeBayは恐ろしいほどの大成長を成し遂げておりました。
eBay、Amazonがロックダウン中の大勝者。リアルの大手企業は苦境に追い込まれていることが、新しいデータで明らかに。
オーストラリアのロックダウンでは、オンラインの小売業者が勝利を収めていることが分かりました。
分析会社「illion」とコンサルタント会社「Accenture」が発表した最新のデータによると、シドニーとメルボルンで最近行われたロックダウンでは、2020年とコロナ以前と比較して、eBayでの支出が最も急増しました。
eBayの売上高は、今回のロックダウンで「通常」のレベルを上回る310%のピークに達したと分析されています。
Amazonも健闘しており、直近の制限期間中の消費額は通常の122%とピークに達し、オーストラリアの消費額は2020年のロックダウン期間中の2倍となりました。
その結果、全体の消費額は平均を11%以上押し上げたとのことです。
大手百貨店などは、完全にオンライン化された競合他社に負けています。しかし、eBayと組んでクリック・アンド・コレクト(ネットで注文、点等で支払い・受け取り)を全面的に活用しているMyerでは、2020年のロックダウンのピーク時に比べても28%増加しました。
オンラインのみの店舗に注目が集まっていることから、「オーストラリア人はデジタルファーストの大手店舗に魅了されていると考えられます。
つまり、みなさんお金は使いたいと思っていますが、それはオンラインでの体験に特化した強力なオンラインプラットフォームに移行していることがわかりました」ととillion CEOのSimon Blighは述べている。
さいごに
オーストラリアは、eBayが古くから進出している地域で、一時はAmazonの入り込む余地すらないと言われたeBayの牙城です。ゆえにeBayが勝利していることは容易に想像がつきましたが、それにしても前年比310%増はすごい数字です。
また、記事にあるMyerはオーストラリアの有名な百貨店で、近年はeBayと組んでいることで有名です。
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