こんにちは。ジェイグラブの横川です。
日本企業がまず越境ECの取っ掛かりとして始めやすく、ブランディングするのに最適なECモールとしてeBay(イーベイ)があります。
ジェイグラブではそれをずっと言いつづけていました。実際海外で成功する人たちはその方法で成功しているからです(そしてついにまるっきり同じことを米経済紙フォーブスも記事にしていました「越境ECの第一歩、ブランディングはeBay(イーベイ)で。必読4情報!」)。
ここ数年Amazonの後塵を拝していたeBayが、ここに来て巻き返しにかかってきています。これまではAmazonに追従するようなぱっとしない戦略が多かったですが、最近はかつての姿を取り戻したかのように画期的な企画を次々打ち出してきています。
今回は、eBayの広告がマジですごすぎという海外の記事がありましたので、紹介いたします。確かにすごい未来を先取りしています。
eBay広告がマジですごい3つの理由
eBay Adsは、クッキーを使わない新しいターゲティングシステムにより、ユーザーのプライバシーを保護し、プライバシー法の将来性にも対応しながら、興味や意図に基づく、より正確な広告を配信することができます。
eBayのAdvanced Audience Technology (eAAT)を使用することで、なにかの商品を買う準備ができているユーザーをピンポイントで特定することができ、クリックスルー率を53%向上させることができます。キーワードターゲティングと組み合わせることで、eBayはGoogleショッピングやAmazonに真剣勝負できるレベルへステップアップしています。
#1:Advanced Audience Technology
eBayのクッキーレス広告プラットフォームのカギを握るのは、そのAdvanced Audience Technologyです。20年以上の歴史を持つ世界最大級のオンラインマーケットプレイスの1つだけに、膨大なユーザーデータの宝庫であり、個々のユーザーがいつ購入するかを把握できるようにしてきました。
eBayは、ユーザーの行動や押し付けがましい同意要求をして追跡するクッキーに頼るのではなく、サインアップ時に自発的に提供されるアカウントデータを使用しています。そのプログラマティック・ターゲティング・システムは、個人情報ではなく、行動、興味、購入意向に焦点を当てている。
例えば、eBayのAdvanced Audience Technologyでは、特定の製品を積極的に探しているユーザーをターゲットにすることができます。そしてそのターゲットしたユーザーが購入するとすぐに、そのユーザーは自動的にこのオーディエンスセグメントから削除されるため、あなたの出した広告は、すでに買った人は除外され、購入しようとしているユーザーにのみ配信されます。
#2: レイヤー化されたターゲティングオプション
eBayのAdvanced Audience Technologyを使用すると、商品に興味を持っているユーザーにピンポイントで広告を配信することだけでなく、カテゴリやサブカテゴリのターゲティングオプションで地理、性別、年齢などのセグメンテーションと重ねて、より理想的な購買層に到達させることができます。
さらに、特定の時間に広告を表示するようにスケジュールしたり、同じユーザーが何度も広告を見ないように頻度の上限を設定したりすることもできます。
eAATは購入ボタンを押す準備ができているとおぼしき兆候を見せるユーザーをピンポイントで見つけることができます。
Googleが2022年までにChromeのサードパーティクッキーを段階的に廃止することを計画しており、広告業界はユーザーのプライバシーを保護する必要性に対処している時期に来ています。
しかし、eBayはすでにクッキーへの依存から脱却し、未来の広告のスタイルに対応できる状態になっており、eBayは、主要な小売広告プラットフォームの中では最も粒度の高いターゲティング技術を提供しています。
#3:新たなB2B広告のチャンス
eBayの広告プラットフォームを想像する場合、eBayで製品を販売する小売業者が個人レベルの買い手をつなげるためのものと思われるでしょう。しかし、eBayは、ほとんどの広告プラットフォームが見落としているB2Bの機会も提示します。
レゴやダイソンからアルゴスやキュリーズまで、大手ブランドや小売業者は、オンライン消費者にリーチするための重要なチャネルとしてeBayを使用しています。中小小売業者、起業家やオンラインショップの数百万人がオンラインマーケットプレイスを介して彼らのビジネスの大半を支えています。
eBayの広告は、そうした大手売り手のビジネスの助けなりそうな商材やサービスなどを持つ売り手が彼らをターゲットにすることもできます。