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越境ECブログ

新型コロナウイルスが世界のECに与えている影響について

おはようございます。越境ECコンサルタントの横川です。

現在世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスですが、前回は日本から海外への発送が全般的に遅れているということを書きましたが、現在、世界のECはどうなっているのでしょうか。いろいろなニュースを拾ってみました。

台湾では食料品ECが急増

台湾で2番目に大きいECマーケットプレイスである、PCHomeによると、新型コロナと旧正月が重なったこともあり、食料品カテゴリーが倍増したそうです。主な人気食料品は米、インスタントラーメン、粉ミルクだそうです。

Buy123では、ピザやパンケーキだったようです。また、PCHomeでは人材の不足が起き始め、エンジニアや物流スタッフの求人を始めており、台湾の人材派遣サイトでは月給30万円くらいの求人もあるそうです。

アメリカでも類似現象が

アメリカは新型コロナだけでなく、インフルエンザも猛威を奮っていますが、その影響もあるからでしょうか?不思議なことにアメリカでもトイレットペーパー、医薬品、水、バナナなどの注文が急増したようです。

また、台湾と同じく、Uber、Lyft、Instacart、Amazonのドライバーの負担が大きくなっており、ドライバーの衛生環境の改善と、公衆衛生当局の推奨事項に従って、荷物の受取人の人種や国籍に基づいて差別しないようドライバーに警告しています。

日本で問題の転売問題は

さて、日本ではマスクやアルコールのネット上での転売が問題となり、国やプラットフォーマーもようやく対策を打ち出し始めましたが、海外ではどうでしょうか?

eBayなどの場合は災害や悲劇に対するポリシーというものがあり(Disaster and tragedy policy)、こうした出来事を利用して利益化しようとするアイテムは削除され、アカウントの削除という対策を取ることが昔から制定されています。まさにマスクやアルコール類の転売が対象になります。そうすることで健全なコミュニティを維持しようと努力しています。

総じてみると、一部のカテゴリーでは殺気立った減少が起きており、注文の急増が起きていますが、比較的平静に推移しているのではないかと思います。

しかし、殺気立ってる一部のために物流がマヒしている部分がありますので、購入者とのトラブル防止のために、商品ページや、出荷後に購入者に不安を与えないように「新型コロナの影響で輸送システムに混乱が生じており、日本国内からあなたの国へ飛び立つまでに1週間かかる見込みであると輸送業者がアナウンスしています」と一言添えて表示しておく、メールしておくなどしておくと良いでしょう。

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Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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